アブナイ詩

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 拘束boy カーテン越しの朝日が眩しくて 小さな手で目をこすり 起きた 今日もこの女性が隣で眠ってる まだ名前も知らない綺麗な人 朝食はいつも同じ トーストかミルク多めのシリアル 裸になって着替えるなら せめて隣の部屋で 僕はまだ子供だから それは刺激が強すぎる 逃げ出そうとしても 首についた鎖が邪魔で 扉まで手が届かない 窓に映った夜景がキレイで 駆け寄ろうとしても 届かない 今日もこの人と寝なきゃなの? まだ名前も知らない綺麗な人 小さなベットの上 子供と大人でちょうどいい 抱いてくれるのはいいけど 妙に暖かい素肌が なんかヤダ 彼女の胸で眠る僕 この時間僕は眠れない 逃げ出そうとしても 僕を抱いた腕が邪魔で ベットから抜け出せない 僕の事可愛がってくれるなら この首輪を外して下さい これでも僕は人だから 四足歩行はむいてない はやく ママのとこに帰して下さい ねぇ
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