変態義父

32/32
98562人が本棚に入れています
本棚に追加
/425ページ
当日は 義父も特に騒ぐこともなく、 新郎新婦も楽しめたそうだ。         ちなみに 私が展示会で接客した時、新郎用の靴の汚れを見て   「いいかいお姉さん、当日はこんな汚れが付いてないようにしてくれよな。俺はそういう細かいところまで見る男なんだ😔」   義父はこんなことを言っていましたよね。         なので私は当日 素直に新郎の靴をみがいていました           …が           私の頭の中の黒い妖精サンが     「オィ!オマエ、あんだけ義父に色々言われたんだからヨォ、ちょっとぐらい汚れ残しちゃえョЩ(゚∀゚#)Щケケケケケケケケ!!」       なんて言うもんだから       私「えー(´A`)?ちょ、アタシ、ビビリだからそんな悪いことできなぁい(´A`)クレームきたらやだしィィ(´A`)」       と、必死の抵抗をしたが       「ハッ!オマエはバカか!そんなちっちゃな汚れ、ダレが気付くかよ(゚皿゚#)!!残しとけ残しとけ!バカがぁ!カーーーーッペッ!」         と言う口の悪い黒い妖精さん。           結果             「はぁ…」    キュッキュッ       地味に拭き取る私。 このチキンなハート、どうにかならないでしょうか。          しかしそのピッカピカの靴を見た義父に当日、     「いや~お姉さん!あの靴、見事な磨き上げだったよ!展示会で俺が言っていたこと、覚えててくれたんだな。ありがとう✨!君に展示会を担当してもらって、大正解だったよ!!」        …       なんて事、一言も言われませんでした。(チーン)     当日義父と会ってすらいねぇし(´A`)       なんなら、展示会の時みたいなノリで   「俺は昔靴屋をやっていたことがあるんだが、出来立ての靴よりもはるかにピッカピカだな!素晴らしい✨!」   ぐらい言ってほしかったです(´A`)           一生懸命靴を研いていたのも 1人で、黒い妖精と白い妖精が~ とか言ってたのも(しかも頭の中で)     客観的に見ると なんかバカみたいじゃない(´A`)?       あはは     笑ってやってください。       とりあえず、 無事に終わったんだからいいじゃないか         今はそう自分に言い聞かせています…(´A`)     ま、今となってはいい思い出ですね(・∀・) とても勉強になりました。
/425ページ

最初のコメントを投稿しよう!