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知ってる声がした。
思い出していた
言葉が聞こえた。
顔を上げてみる。
太陽がこっち向きだから
滅茶苦茶眩しい。
けど…目の前には…
「久しぶり。」
目の前には幸都が居た。
そんな訳ない!!
絶対有り得ない!!
そう思ってパンを
思いっ切り頬張る。
ゲホッ ゲホッ!!
案の定噎せた。
「ぉ前変わってねぇなぁ~。」
トンッ トンッ
幸都は背中を優しく
叩いてくれた。
そのリズムが心地良かった。
「―幸都―…?」
「ん―?」
「…幸都だぁ…」
「…はぁ!?なんだぉ前ッ」
「何でここに―…?」
「そりゃ~…今日は…」
「え??」
「いや…俺ん家の近くだし。」
「…そっかぁ~。」
「……俺ん家来る?」
「ん―…」
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