留置場

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145番! 今日は検察庁に行くぞ。 俺は手錠をかけられ、体にロープをまかれ逃亡不可能な状態で、護送車に乗った。 検察庁について、1畳ぐらいの場所に駅のベンチなのが置いてあるとこに入れられ、待ってろといわれた。 そこには、まだ中学生ぐらいのいかにも山田って名前があいそうな ガキがいた。 監視にどんくらい待てばいいんですか? と聞いて答えにびびった。 夕方までだな。 えー!!まじで言ってんの? こんな狭くてベンチしかないとこで7時間ぐらい待つのかよ! 俺がオーバーじゃなく、リアルリアクションをとったら いつもまにか、そこにいたガキと仲良くなっていた。 こいつの罪は強盗、恐喝、銃刀法違犯など、数々の罪をきせられてる可哀相な子だった。 こいつ、嘘くさいな… 久々に会話をした気がする。 やっぱ話をするだけで、だいぶ気持ちが楽になる。 そいつは趣味で爆弾を作ってるらしい。 簡単な爆弾の作り方を教えてもらったりした。 爆弾贈ろうか? 催眠爆弾がほしい。 あれ、売切れ。 なんか悪い会話ばっかした気がする。 こいつは爆弾魔(ボマー)とよぼう。 ボマーが手が手錠で痛いとか言い出した。 そうか?俺ゆるいから痛くないぜ? しかしゆるいな とれんじゃねーの? スポッ! 手錠が手首から抜けた… さすがにあせるな。 すぐ戻した このスリルたまんねぇ! 飯を食って何時間たったろう。昼寝して、そしたらボマーが呼ばれた。 さよならボマー。 楽しかったよ! お互い目で、さよならをした。 時間がたち、ついに俺が呼ばれた。 今から会う人は偉い方の人らしいから演技しなきゃな。 手錠をしながらすすみ 部屋の扉が開いた…
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