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朝、扉が開いた。
どうやらまた仲間が増えるらしい。
結構年も、俺に近い感じだ。
歳いくつ?
やっぱりここは最初からいた俺が話かけた。
19。
おっ!タメだよ。タメ!
まじで?
こっちは16。
べつにタメ口聞いていいから。
こいつは金盗んだらしい
しかも、鑑別で終わりそうだったところを嘘発見機にかけられて再逮捕くらったらしい。
しかももうすぐ誕生日で大人になっちゃうから刑務所送りの可能性大。
それ辛いねぇ…
そいつは泣いていた。
可哀相。
掃除の時間になった。
役割を決めた。
新入りの153番は、1番きついのなに?
トイレ掃除かな。
じゃー、それやる。
いいの?
全然いいよ!
どうやら仲良くやってけそうだ。
部屋は3人になった。
話も楽しくなった!
なんか出来ないかな…
俺は暇潰しに日記帳とボールペンを入れてもらっていた。
そうだ!
ノートでトランプつくろうぜ!
俺がひらめいてしまった。
それいいね!
そしてトランプを作り始めた
こんなの作っちゃいけないから監視の足音に注意しながら作った。
3人で役割を作ってやった
完成!
みんな俺の書いたジョーカの絵で笑った。
死刑人を書いた絵だ。
ここでは本当に死神(ジョーカ)だ。
トランプでいろんなゲームをした。
ダウトをした。
めちゃ楽しい!
爆笑した。
留置場で爆笑出来るなんて俺らぐらいだよ。
まずトランプ作ろうなんて誰も思わないと思う
トランプはばれたらヤバイから紙で作った袋に入れて、トイレのちり紙の下に隠した。
トイレの落書きに安〇國〇とか書いてあったから
負けずに、自分のチームとニックネームを入れといた。
隣の部屋から笑い声が聞こえる。
一人でヒッヒッヒッとかいって大分危ない。
それ聞いて俺らは笑っていた。壁たたいたり、そいつの番号を叫んだりした。
隣、頭おかしいぜ!?
よく監視の怒鳴り声が聞こえるわけだ。そのおかげで楽しめるからいいけど!
153番が来てから何日たったろう…
実際は3日ぐらいしかたってないんだろうけど…
何日かたった。何回、取り調べや検察庁いったり面会しただろう…
監視とも仲良くなり、番号じゃなく、名前で呼んでくれるようになった。
でも、プライバシーのため番号で書きます。
145番。
取り調べ!
嫌な予感がした……
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