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朝掃除をして、飯を食べた。
運動やる?
と聞かれ、即答でやる!
と言った。
俺は日常表の中の運動という文字に期待をしていた。
なぜなら運動なら人に会えるし話せると思ったからだ。
ここが運動場だ。
俺の期待が一気に崩れさった。
そこには天井にオリがはりめぐってあり周りにはコンクリートでできた
狭い部屋だった…
もちろん誰もいない…
運動って何するんですか?
体操だよ。ストレッチとか
絶望しか見えなかった。
心の闇の数値が上がったので、監視員と話した。
寂しいっすねー。
こうやって話さないとどうかなっちゃいますよ。
監視は心の叫びをまともに聞いてくれなかった…
成人ならここでタバコを吸うんだけど、少年はここには意味ないからこないよ。
まるで早く帰りたそうに言って来たので、
じゃー、戻りますか。
心の闇は取れなかった…
部屋に戻り、隣の部屋から声が聞こえた。
日常について説明されていた。
どうやら入ってきたばっかのようだ…
しばらくすると、泣き声が聞こえてきた…
泣きながら監視に話かけていた。
ひどい事に監視はまともに聞いていなかった…
あそこまで泣いてるのに聞いてやれよ。
留置場で自殺するやつの気持ちがわかった。
心がいっぱいいっぱいになっても誰も助けてくれない。
死んだほうが楽な気がする…
俺は逃げねぇ!
心の闇と戦ってやるよ。
でも怖いんだ…
俺がこんな弱音はいてんの見たらみんな、びびんだろーなー。
接近禁止になっているので友達の面会は出来ない…
はやくみんなに会いたい
誰か…助けて……
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