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「うるせぇんだよカツラのくせして!ハゲは黙ってカツラの手入れでもしてろ!!」
その残酷な梶谷の言葉に、このクラス一同、同じことを考えたはずだ。
何もそこまで言わなくても・・・!!
ふと先生の方に目をやると、そこにはいつもの冷や汗を浮かべる先生の姿はなく、かわりに全身灰色と化したミイラがあった。
今の先生は、紙のように薄っぺらく、儚く脆い存在に見えた。
そんな担任を気にするでもなく梶谷は遠藤に食らいつく。
「てかさっきからオマエ本当になんなわけ?しけた顔してよー。
教室にコケ生えんじゃねぇの??」
ゲラゲラと下品に、梶谷は笑う。
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