生徒会長

3/28
前へ
/479ページ
次へ
ハッと生徒の一人が急に意識を取り戻したように、口を開いた。 「そ、相馬さん・・!!一体どうし・・・」 「何やっとんじゃぁあぁああああ!!!!!ボケカス共がああ!!!!!!」 生徒を堂々と無視して、相馬はこの世の者とは思えないくらいの、とてつもない声量を発揮した。 相馬の雄叫びにより、窓も数枚割れ、そこから発生した波動で、先生のカツラも完全に吹き飛ばされてしまった。 朝のさわやかな日差しに反射している先生の頭は、 まるで最後の楽園とも呼べるような、高潔さを秘めて輝いていた・・・ キレイだ・・・
/479ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2225人が本棚に入れています
本棚に追加