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そんなことを考えているうちに、相馬はもう私と梶谷の目の前まで来ていた。
相馬の顔はかなり恐かった。
眉間にしわが寄りすぎていて、頑張ればマッチ一本くらい間に挟まるんじゃないかと思った。
「おい、お前・・・」
ゆっくり口を開く相馬。
かなりの怒気が見て取れる。
相馬の背後からは、黒い炎みたいなものが湧き上がっていた。
あれがいわゆる世間一般で言う人のオーラとゆうものだろうか・・・
チラリと横を見ると、先程までの威勢の良かった不良はどこへやら、
梶谷は完全に相馬のドス黒いオーラにビビっていて、冷や汗をタラタラと流していた。
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