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「確かお前・・・・・篠崎・・・ゆーか?とかゆう生徒だったけか?
お前には、この俺の鉄拳を喰らわせる必要があるな・・・。」
と言うと相馬は私の胸倉を掴んでいる手とは別の手を上にあげた。
「ちょ、ちょっとタンマ!!話聞け・・・・
・・って何なのその手!!!」
また殴られるのかと思い、慌てて自分の手を顔の前に出しカバーしようとしたが、
相馬の手のポーズは、先程の梶谷の握りしめた拳とは、明らかに違っていた。
中指と親指で輪っかを作り、いわゆる“キツネ”のポーズを作っていた。
まさかこれは・・・
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