生徒会長

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「言っとくけどな、ただのデコピンだと思って安心するなよ! 俺の指先の破壊力なめたら命ねぇぞ!!」 命の危険に関わるデコピンってどんなのだよ・・・。 コイツ絶対バカだ。 「だいたい何で相馬がそんなに怒るのよ!アンタには関係ないことだろーが!」 私はなおも反抗を続ける。 こんな大勢のクラスメイトの前で、デコピンなんてされる姿をさらしてたまるもんか。 “デコピンの刑”を避けたくて、適当に口から出した言葉だったのだが、相馬からは意外な返答が返ってきた。 「関係なくねぇ。鉄平は俺の大事な幼馴染だ。コイツをいじめる奴は誰であっても許さねぇよ。 ・・・たとえ女でもな。」 「は・・・?」 思わず私は気の抜けた声を出してしまった。
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