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「やっと黒衆のキャラクター達の解説だ。これがメインなんだよ」
「彼らのことは作中でもあまり語られなかったもんね。アスタニッシュさんはNo【ⅩⅩⅥ】(セクタセトヴィジンティ)だったわね」
「長ったらしい読み方だな。ラテン語の読み方をもじってるんだっけ」
「一番弱い大心黒になる訳ね。一瞬でドレッドさんにやられちゃったから、ほとんど出番が無かったわ。ちょっと可哀想かも……」
「同感。ところでこいつ、実は記憶を操られてなかったらしいぞ。自分から進んで黒衆に加入したんだとさ」
「彼はもともと奇術師として世界を回ってたみたいだけど、その道中で行商人から指輪を買ったんだって。もちろんそれが神の指輪。何か惹かれるものを感じたらしいわ」
「おかげで力に溺れ、世界を変えるっていう黒衆の思想に共感し、挙げ句の果てに殺されてしまった。神の力が必ずしも人を幸せにするとは限らないんだな……」
「私、思うんだけど、神の力を持って幸せになった人って……」
「……ああ、そうかもな」
【顔面アップ】
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