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「お前の『エル・ケイオス』ってさ、かなりスゴい力らしいな」
「そうなのよね。初めて使った時はあんまり考えてなかったけど、星命神様にも匹敵する力なんだって。ビックリ!」
「えっ……。ってことは、俺より強い!?」
「もしそうだったらどうする~?(ニヤリ)」
「お前を護る! とか言っといて、カッコつかないなぁ……」
「話は変わるけど」
「えぇっ!?」
「私って今やファレンシアの女王じゃない? これってどうなのかな。正当な血筋ならアレンが国王にならなきゃいけないのよね。私はリアズオンに養子として迎えられただけだもの」
「……俺の父さんは初代国王だっただろ? それで、その息子が俺なワケで。となると、国王の血は俺がこの時代まで封印された時点で絶えたも同然なワケで」
「えっ……。ってことはつまり?」
「二代目は既にファレンシアの血筋じゃないワケで」
「だから私でもいいってこと? 結構いい加減な国なのね……」
「血筋とかは関係無い! その人次第だ!」
「勢いで押し通す気ね。……ってちょっと! 私のページなのに私の話が最初の少しだけじゃない!」
「話題変えたのお前だろ。次行きま~す」
【顔面アップ】
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