プロローグ

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ここまでとは行っても距離にしたらたいして遠いとは言えない。 端と端とは言えどここは俺たち2人の地元。 車でもあろうものならものの30分もあればついてしまうような場所だ。 それを俺がここまでと表現したのは単純に外出を好まない俺がバスを乗り継いでここまで来たと言うわけだ。 確かに俺は幸せだった。 石谷舞…彼女に出会ってから俺は休むことなく幸せだったのだ。 公園のベンチに座って俺はタバコに火をつけた。 隣にきみは…いない。
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