石谷舞~現実~

6/9
前へ
/51ページ
次へ
妹が帰ってからなんだかすごく寂しくなってしまった。 1人が好きだなんて言ってるけど本当は1人は大嫌い。 時計に目をやるともう深夜11時をさしていた。 「バイト休み…無駄に過ごしちゃったなぁ…。」 妹と会ってすごく嬉しかったけど夜はなんだか無意味だった。 「さくら…。」 わたしは自分自身が制御したわけではない言葉を発した。 「あのさくらの木…久しぶりに見てみたいな…。」 わたしは立ち上がり服も着替えず家を出た。
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加