†火垂-hotaru-†

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僕等の踏み締めた足跡 深い痕を残して 一人立ち尽くす頭上に 君の赤い火の粉が降る…   二度目の春 僅かに揺らいでた 白いカーテンにもたれて 黙り込んで二人の繋いでた手を放し 部屋には一人 思い出す 失くした日々の罪 夢中で駆け抜けてきたね けれど また僕等は空回り 離れてくしかないんだね   わかってたんだ 僕も君も最初から それでも僕は 千切れた心握り締めて唄うよ   僕に残る君の想いが 明い火を帯びる 握り潰した僕の声は もう君には聞こえぬだろう 君と踏み締めた足跡 僕に痕を残して 一人声を上げる僕に 君の赤い火の粉が降る   それでも僕は君の 時間が欲しかった  
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