†火垂-hotaru-†

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  どうして僕等 終ることを知りながら これ程までに 頼りない絆に縋ってきたのだろう   胸に過る君の 懐かしい笑顔だけが あの日の影ばかり求める 僕の背中に突き刺さる 僕の踏み締めた足跡 深く沈み込んでく 一人立ち尽くす頭上に 君の赤い火の粉が降る 僕に残る君の想いが 明い火を帯びる 握り潰した僕の声は もう何処へも還れない 君と踏み締めた足跡 僕に痕を残して 一人声を上げる僕に 君の赤い火の粉が降る   どうしても譲れない 擦れ違っていくばかり それでも僕は君の 総てが欲しかった…
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