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どうして僕等
終ることを知りながら
これ程までに
頼りない絆に縋ってきたのだろう
胸に過る君の
懐かしい笑顔だけが
あの日の影ばかり求める
僕の背中に突き刺さる
僕の踏み締めた足跡
深く沈み込んでく
一人立ち尽くす頭上に
君の赤い火の粉が降る
僕に残る君の想いが
明い火を帯びる
握り潰した僕の声は
もう何処へも還れない
君と踏み締めた足跡
僕に痕を残して
一人声を上げる僕に
君の赤い火の粉が降る
どうしても譲れない
擦れ違っていくばかり
それでも僕は君の
総てが欲しかった…
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