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比奈-今日は帰って何する?
何も思いつかないけど…。
比奈-だよね。ずっと退屈…。
女性-すみません、あなたが麗亜様でしょうか?
え?はい。そうですけど、何か?
女性-こちらに来ていただけませんか?理由は後程説明いたします。
どうする?比奈。
比奈-私も着いていくわ。麗亜ちゃんに何かあったら大変だからね。
じゃあ行こうか。
女性-こちらです。どうぞ、お乗りください。比奈さんもどうぞ。
すごい豪華な車…。本当に大丈夫かな…。
比奈-大丈夫。何かあったら私が守ってあげるからね。
うん…。
(数分後…)
女性-到着いたしました。
うわ…、目が眩みそうなぐらい大きなお城…。
女性-それでは麗亜様、ここからは馬車で移動になります。比奈さんもどうぞ。
比奈-…私はオマケ?
…。ま、まあ行こうよ。
(またまた数分後)
女性-どうぞ麗亜様、こちらにおかけになって待っていてください。
ほへー…。広いお部屋…。
比奈-何だか麗亜ちゃんがお姫様みたいに見える。
…。本当にお姫様みたいだね…。
女性-お待たせいたしました。麗亜様、こちらの洋服にお着替えください。
これ…、ドレスみたいだけど…。
女性-着替えおわったら呼んでください。
比奈-麗亜ちゃん、本当にお姫様になっちゃったりして。
まさか、そんなことないでしょう。
比奈-でも、世界が一つに統一されてから100年以上経つけど、統率者が未だにいないじゃない。
確かにそうだけど…。
比奈-ドレス似合ってるよ♪
…恥ずかしい。き、着替えおわりましたー…。
女性-それでは、上からこのマントをお召しください。
は、はい…。
女性-あなたには純粋な王族の血が流れています。ここに世界の女王・麗亜様の誕生です。
ま、まさか本当にそうなるなんて…。
比奈-麗亜ちゃん…、じゃなくて麗亜様、おめでとうございます♪
…嬉しいけど、何て言ったらいいかわからない。比奈、それでも私とずっと一緒にいてくれる?
比奈-もちろんです、麗亜様。これからは麗亜様の付き人として精一杯麗亜様に尽くします♪
ありがとう。本当にありがとう!
そんなわけで私は世界の女王になったの。今はレイア・アイリーンと名前を改め、女王様としての生活を楽しんでいるの。これから何があるかわからないけどまだまだよろしくね、比奈♪
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