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~入学式当日、麗亜は黒くて長い髪と黒くて長いマントを風になびかせながら学校に向かった。~
試験のときはあんなに人がいたのに、ずいぶん減っている。
やっぱり入学は難しいんだ…。
…そういえばこの学校って制服とかないのかな?
みんな普段着で来ているみたいだけど。
―入学式―
‐それでは、26年ぶりの特待生を紹介します。劉翔院麗亜さん、こちらへどうぞ。‐
(え…!?私?)
はい。
麗亜さんは生まれつき魔法を使うことができるという体質で、これまでの生徒の中では異例で、麗亜さんが初めてです。
それでは自己紹介をどうぞ。
は…はい。
あ…あああ…あの、り…、劉翔院麗亜です!
みなさん、こ…これからよろしくお…お願いします!
(どーしよー!緊張して焦っちゃった…。)
生徒達‐あは、かわいい♪ 麗亜ちゃん、よろしくね☆‐
(なんかみんなに大評判だよ…。これでよかったのかな…?)
‐麗亜さんは試験において優秀な生徒が集まる1組に配属です。‐
(え…。そんなの…私、大丈夫かな…。)
~麗亜の学校生活が始まる。~
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