エピソード編

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当時は あまり防犯と言う意識は無く、比較的見知らぬ人でも フレンドリーに接したモノです。 増してや ヒッチハイクは よくありました。 ヒッチハイクで美味しいのが運が良いと お小遣いが貰える事😌 この時も私は タバコ銭にでもなればと甘い考えだったのです。 【※注意:未成年でタバコ銭と言う表現は不適切ですが… もう時効です😜】 私が そのオッサンに『随分と朝早いんですね?』と 訊ねると… 「昨夜、終電で勤め先の立川の会社から自宅のある河辺(青梅市にある地名)まで帰ろうとしたら、寝過ごして、終点の奥多摩駅まで行ってしまったんですよ😢」 オッサンは更にこう続ける… 「で、奥多摩から自宅まで歩いて帰ろうとしていたら、運転手さんが停まってくれたので😃」 何か不自然さを感じながらも 私が 『家族に迎えに来てもらうとか タクシーで帰るとかしなかったんですか?』 と訊ねると 奥さんは 居るものの車は乗れないし 増してや 酔っ払って 電車を乗り過ごしたなんて とても言えないとの事…😆 当時流行った言葉で《千円亭主》と言うのがあったが 正にこのオッサンが その千円亭主で タクシーに乗る金も無かったのだそうです。 そして 仕方無く ヒッチハイク😔✋
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