エピソード編

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そんな話しをしながら トラックは青梅の市内に… 青梅駅からの始発ならもう 出る頃だと思い 青梅駅の方角に曲がろとした時‼ あろう事か このオッサンが真ん中の座席に移動して来たのです。 今のトラックは2人乗りで 真ん中には コンソールボックスが 装備して ありますが 昔のトラックは3人乗りで 真ん中にも座席が有ったのです。 その 真ん中の席に移動してきたオッサン…‼ 何をするのかと 思いきや シフトレバーを握る私の左手に 自分の両手を重ねて置き…『ここまで載せて頂いたお礼です』と 千円亭主が持ち得て居るだろう全財産の千円を私に渡したのです。 私は心の中で 『お礼にお小遣いをくれる事はよくあるが このオッサン気持ち悪いなぁ😱何も俺の手を握ってまで…😱』 更にこのオッサン 「家に帰ればもう少しお金が有るので 家まで行ってもらえませんか?」 腰の低い 丁寧なお願いと 「まだお金が有る」の言葉に 私の中の悪魔が『どうせ会社のトラックだし、回り道しても大丈夫だろ〓貰える物は貰っとけ😁‼』 と 囁いたのです😃
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