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カズヤは俺達の隙をみて便所から逃げ去った
俺達は、カズヤが居なったことに気付き探し回った
すると、向こうから カズヤの担任が 難しい顔でやってきた
「おい、ちょっと‼お前らいいか?」
廊下にいた
野次馬達を 集めると
カズヤの担任は
しばし無言の後、
重い口を開いた
「実はカズヤがな、朝礼中 粗相をしたみたいだ。本人の為に少しの間、その事に触れないようにしてやってくれ、頼むな」
これで 事件の犯人は カズヤだということが確定した
いや、担任が言わなくても既にカズヤだとわかっていた。
「やっぱりカズヤか‼アハハハ」
と言うと騒ぎを聞きつけた野次馬達からクスクスと笑う声
そして俺達はそれに便乗し
「お漏らしカズヤ‼」
「ウンコカズヤ‼」
手を叩き
大合唱した。
担任が
「やめろ‼お前ら‼カズヤはな、腹の調子が悪かったんだよ からかうのは絶対にやめるんだぞ💢」
と言ったがすかさず増田が
「でもよ~言われても仕方ねーよ‼漏らす方が悪いんだ‼漏らす前に便所に飛び込んでりゃこんな目にはあわなかったんだからな」
と言った
俺達は
「そうだ‼そうだ‼腹がいてぇなら便所行けばよかったじゃねーかよ‼」
「ワッハッハッお漏らし野郎‼お漏らし野郎‼」
俺達は 担任の前でも こんな調子だった
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