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「渡辺?」
つい思い出していたら、ぼー‥としてしまった!!
「あ、ごめん何?」
「ところでさ‥
渡辺は今、彼氏いるの?」
ちょっとびっくりした。
‥というよりドキッとした。
え?なんでそんなことをきくの?
ちょっぴり間をおいて、あたしは答えた。
「いま?いないよ。クリスマス位にいたんだけど、三角関係になってしまって‥どっちともだめだった。」
笑って話せた。
別に今は気にしてない過去だし‥未練もなかった。
「もったいねぇな~。渡辺だったら普通に可愛いし、寄ってくる男も多いんじゃない?彼氏つくった方がいいよ~。」
なぜか彼氏を作れとすすめる高井クン。
あははは‥
余計なお世話だ。
「う~ん。そうだね。」
と適当に相づちをうつ。
「俺さぁ‥
2年のとき、渡辺のこと好きだったんだよね。」
高井クンが話す。
「???」
それは、こっちのセリフだ。
それに‥今さらそんな告白が何の意味になるんだろ。
あたしは困惑した。
「…あたしも好きだったよ。」
あたしはそう返した。
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