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「え?まじで?俺??」
高井クンは驚いていた。
「嘘だ!!だって渡辺は、俊が好きだってきいたし!!」
「なんだそりゃ‥。」
あたしは呆気にとられる。
俊とは、学年で一番もててたと思われる男の子。
サッカー部でジャニーズ系で、さらさらヘアーの運動神経が良かった男の子。
小学生のときによく話はしたりしてたけど…
中学2年の時に好きだったのは間違いなく高井クンだ。
「え?じゃあ何‥
俺ら両思いだったってこと?」
高井クンが言う。
この男‥本気で驚いてる。
「うん‥そうみたいだね。」
あたしは、まんざら嫌な気もしない。
「えっ。まじかー。うわー。じゃあ告っておけば良かったなぁー。そしたら、いま渡辺と付き合ってたかもなぁ‥。」
んーどうだろうなぁ。
あたし長続きしたことないからなぁ‥なんて思ってた。
「あはは‥どうだろねぇ‥。
あー‥もう時間も遅くなってきたから、そろそろ帰らなきゃ。」
あたしは、辺りが暗くなってきたし肌寒くなってきたから帰ろうとして立ち上がる。
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