高井 洋介

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「あ‥ごめん。今日は付き合ってもらっちゃってありがとな。」 高井クンが話す。 「ううん。あたしも久しぶりで楽しかったよ。こちらこそありがとう。」 ホントに楽しかったから、高井クンにそう話した。 意外な告白も知れたし。 「渡辺‥あのさ、良かったら、またこうやって話せないかな?」 「?もちろん構わないよ。」 「俺さ、彼女がすごい束縛する子だから、あんまり女友達いないんだ。 だから、たまにこうやって話したいんだ。」 高井クンの言うことは、あたしにはよく理解できなかったけど‥ まぁ、別に悪くはないかな‥って思った。 「うん。いーよー。」 あたしは二つ返事で微笑んで、高井クンとアドレス交換をした。 「あー‥ やっぱり渡辺いいなぁ。 まじで可愛い!!」 高井クンは照れたように話す。 「俺さ…彼女と別れる気ないけど‥ちょっと抱き締めていい?」 「は!?」 意味がわからない。 「いや、それは無理だわ。 え、高井クンってそーゆー人だったっけ??」 あたしは、戸惑う。 あまりにも驚いたから。
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