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その人は林檎を剥いてくれるようだった
でも、包丁は変な持ち方してるし、指が切れそうになったりしてるし…
大丈夫かな…?
「あの…、私がしましょうか?」
「いや、大丈夫でさぁ。怪我人に林檎の皮むきなんて させられねぇ」
「…でも」
そのとき、部屋の扉が勢いよく開けられた
「沖田さん!!やっと見つけましたよ!!」
沖田さん…?
この人の名前なのかな?
いきなり入ってきた人は、今 私に林檎を剥いてくれている人が着ている服に 似てるけど、少し違う服を着ていた
「山崎ぃ…」
そう言った 沖田さんの背中からは どす黒いオーラが出ていた… by山崎
「な、なんですか?」
「お前、林檎の皮 剥けやすかい?」
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