ゲームスタート

4/13
前へ
/44ページ
次へ
「なぁ…ゴールって何処だよ」     少年が問う。 朱音は歩きながら答えた。     「ん…何処にしようか」 「決まってないのかよ」 「今から決めるの。じゃああっち」     朱音が指差した先。 遠く見えにくいが微かに青白く光っている。   気色悪いと誰かが言った瞬間、朱音がビクッと反応する。     「…お前ら運が悪い」     そう呟くと朱音は走りだした。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加