ゲームスタート

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「おや?一人喰われたみたいですね」     赤い扇を広げてパタパタと扇ぐ男性。     「下等な鬼が育っても仕方無いのですが…」     溜め息をつく。 それもそうだ、下等な鬼を育てる為にやっているゲームではない。   “自分の鬼”を育てるゲームなのだ。 だから他は育っても意味が無い。     「朱音は何をしているのやら」     呟いた言葉は冷たい風と共に消えた。
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