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「ケイスケ、ユウヤ大丈夫か!?」
「シュウ、リョウ…ケイスケが……」
シュウとリョウが息をのんだ。
ケイスケの足は折れ、肉が切れ血が流れている。
「こんくらい平気だ。それよりも逃げねぇと」
「友情ゴッコは終わり…捕まえたぁ」
聞こえた声に四人一斉に振り返った。
瞬間ガシッとシュウは首を掴まれた。
爪が肌に食い込んでいく。
「うぐっ…」
苦しそうに漏れた声。
「あは、このまま強く握れば潰れるなぁ」
「っ!…」
ゆっくりと強められる握力。
それを見ていた三人の血の気が下がる。
「やめろぉおお!!」
リョウが鬼に殴りかかった。
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