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マキに手を伸ばす鬼を朱音が蹴り飛ばす。
横に振られる鉄棒を避け、足を払い蹴りを入れる。
その間にシオリとマキは走り続ける。
「っ!行き止まり!?」
「き、たっ…」
怯えたマキの声が耳に入る。
逃げ道が塞がれた。
どうする…?
このまま捕まる?
捕まったら、負け。そしたらどうなるの?
負けたらどうなるか知らない。
こんなに恐ろしいゲームとは聞いてないし。
こんなゲームに命の保証は無いだろう。
金が貰えると聞いてそこまで怪しまない自分が憎い。
「…」
これからどうなるんだろ…
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