トモダチ…?

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「ぁあ゛あああああっー―――!!!」     燃えるような熱さと、痛み。 そして腕の重さが感じない。 何が起こったのかわからない。 ただ止まったら駄目だと脳が足を動かしていて、動く度に血が辺りに落ちる。     「シ…オリ…」 「痛い、痛いよぉ!」    涙が血と混じり流れてゆく。 そんな姿を朱音は無表情で、隣の彼は楽しそうに見ている。     「あはっ痛いぃ?いいねぇその顔」 「ぅあっ…!」     髪を引っ張られ体が中に浮く。 顎を掴まれ上をむかされた。   きぢれた布の隙間から見える青い瞳が歪む。 マキは一歩また一歩後退った。   ねぇ、助けてよマキ。     「マ゛、キ…助げて…」 「ひ!いやぁあ!」     伸ばした手は何も掴めなかった。
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