877人が本棚に入れています
本棚に追加
綾愛Side…
そろそろ疲れてきた私は溜息を一つ吐く。
少し耳を澄ませば…
「何で?綾愛さんがあの美少年と関係が?」
「大したルックスもないくせに…」
「スタイルも良い訳でもないのに…天狗になりすぎじゃない?」
「そうそ、女らしさのかけらもないくせに…」
聞こえてくるのは陰口ばかり…
おかしいなぁ、慣れてる筈なのに…
どうしてこんなに喉の奥が苦しいんだろう…
楓『あぁあ…新学期早々、陰口とは…女らしさの前に人間らしさもねぇなー』
後ろ髪を軽くかきながら楓馬は立ち上がった。
最初のコメントを投稿しよう!