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進学の春。
カーテンに透けた緩やかな光が私を包んでいる…
が、しかし私はそんな春の優しい光をよそに急いでいた…
綾『あ゙~、何でこんな漫画みたいに遅刻寸前の始まり方なの!?』
許せない!
もっとオープニングの詩みたいな文に合わせてよ!!
ぐちぐちと文句を言いながら鞄を持って部屋を出る…
そしてキッチンに置いてある食パンを1枚出して銜(クワ)えると外へ出た…―
綾『ありえねぇ…』
パンを素早く食べ終わると鍵を閉めて通学路を走り始めた…
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