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ピピピピピピピピピピピピピピー…
「あぁ…今日から学校か…だりぃ。」
ピピピピピー!
「青!起きなさい!まったく高校生にもなって!しっかり起きなさいよ!」
「はいはい…」
夏休み明けの朝。青は母親に怒鳴られ起きる。
食事身支度全て終えいつものように家を出る。まぁ、しばらく帰らないのだが。
「気をつけるのよー!」
「あいよ」
いつもの母親の言葉にはほとんど耳を貸さずに青は道に出た。
前を見ると髪が肩までかかっている男と腰までのロングストレートの女がいた。
タッタッタッタッタッタッ‥ハァ
「あ!青おはよー!ちょっと遅いよー。」
「よう青、寝坊か?睡眠をしっかりとらないと俺みたいにカッコ良くなれないぜ?」
走って追いついた青にあいさつをする男女。幼なじみの優希とこれでも親友である六だ。登校時はいつも3人だが今日は青が遅かったようだ。
「あぁ、優希、六、おはよー。」
優希のいつもどおりの笑顔、六のキザでおちゃらけた言動。六はいつもこんな感じだ。だが見た目や言動と違い大事な時は必ず力になってくれる。
優希は幼なじみ。小さい頃からケンカもあったが同じ高校に通っている。青はこんな2人が大好きだった。
その後他愛のない話をしながら登校した。
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