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「晴陽、どうする?」
妹、晴夏は姉に問い掛けた。
「面白そうだからいっとこうよ!」
晴陽は紙をじっと見ながら答えた。
晴夏は晴陽が楽しそうに紙を見ているのを見ると、自分も紙に目を向けた。
【オーディションプラネット 応募用紙】
(オーディションプラネットの……?)
「晴陽、二人組ありだって♪」
晴夏は満面の笑みで晴陽に言い掛ける。
「やったぁ♪」
晴陽は優しく微笑み小さくガッツポーズをした。
「それよりさぁ、学校は?」
晴の弟、晴輝の高く低い、声変わり独特の声が玄関先から聞こえてくる。
「「あ……。
待ってよ!晴輝!」」
二人は急いで靴を履くと、先に出ていったであろう弟を追い掛け、玄関から飛び出した。
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