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「はじめまして
私、足立円ってゆーの
円って呼んでね♪」
「うん
僕は、佐倉林檎
よろしく」
「じゃありんちゃんって呼んでもいいかしら？」
「あっうん
いいよ」
円は優しく笑ってから前を向いて先生の方を見た
円は焦茶の髪で赤いカチューシャをしてるんだ
いつもニコニコしててなんだか可愛い
「ねぇ…えと、ま、円？
隣にいた坊主男子は？」
「あぁ！山田君？
あの人邪魔だったらちょっと意地悪しただけなの」
円はてへ、と小悪魔ぽく舌を出して笑った
でも…そんな笑顔で話せる内容じゃないんだけど…
あの坊主男子、山田くん軽く泣いてるんだけど！！
つか、先生気付けェェェェェェエエエエッ！！！！
なぁにが『あそこに座ってくれ☆』だッ
みんな見てないのかよ
てゆか普通は、席覚えてるもんでしょー
あっ
一人山田くんに気付いた！
その時円が何かポソッと呟いたのが聞こえた
「見てないよね？
しばくぞ、ハゲ」
怖ェー―……
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