祖父の研究

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「…でも…呉羽はもう産まれてしまいました…呉羽の事は僕が面倒みますから…」 だから処分しないで… 昴はにっこり微笑んだ 「…ならば責任を持ちなさい、呉羽という者は人工生命体だが人間でもある…ひとつの命だ…重みを考えなさい」 紅葉は小さく頷いて昴の部屋を出ていった 一人になった昴は窓の外をみた 「翼の二の舞にならないといいが…」
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