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古びた培養水槽の中に緑色の液体が満たされていてその中に紅葉よりも身長の高い男が浮いていた
「僕の計算は完璧っ!唯一の誤算は元にする細胞がなかったことかな…まあ代用品としてこの研究室にあったものをつかったけど…」
紅葉は満足そうに微笑んだ
部屋の入り口に控えていた一人のメイドがその言葉に頷いた
「おめでとうございます、紅葉様」
「うん…ありがとう、でもお父さんとお祖父様には内緒だからね」
紅葉は悪戯っ子の様に微笑み培養水槽の近くにある機械のボタンをおした
すると培養水槽が溶けた様に消えて中の液体が床に流れだした
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