祖父の研究

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そして中に浮かんでいた生物がゆっくり目を開けた 紅葉を見付けると目を細める 液体で濡れたそれにメイドがタオルを渡してやる それはタオルを受取り軽く体をふいた 「こんにちは、君の名前は呉羽(くれは)だよ、そして親は僕、紅葉って言うんだ…君の名前は僕から取ったんだよ~よろしくね呉羽」 「くれは…もみじ…」 呉羽は紅葉にぎゅっと抱きついた といっても呉羽の方が体格はいいし身長も高いのでまるで呉羽が紅葉を抱き締めているようだった
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