第四章 四季は折々

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┏━━━━┓ ┃ 神楽月 ┃ 陰暦11月 ┗━━━━┛   曼珠沙華   紅く燃ゆるは   誰のため     熱く放つは   君のため ………  曼珠沙華(彼岸花)を見て、頑張っている友人を思い出しました。彼女には赤が似合う。 ━━━━━━━━━━━   立冬の   戸開け 髪舞い   襟正し   己を正し   木枯らしに向き ………  秋が終わってしまいます。しっかり立たないと寒さで負けてしまいそう。 ━━━━━━━━━━━  記憶の中で11月がいつもはやいのは私だけでしょうか。  多分何かに向かっているのでしょうけれど、何に向かっているのかわかりません。  11月は慌ただしく過ぎてゆきます。少しの焦燥感に駆られながら。
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