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公園に着くと、
椛:大事な話なの。
私を知って欲しい…
桜木君…いえ、雅人に。
雅人は名前を呼ばれた事に少し驚いたが椛の真剣な表情を読み取り、
2人でベンチに腰を下ろすと優しく微笑み頷いた。
椛:あの病院に入院してた理由は…
私…自殺しようとしたの。
雅人はジッと下を向いて黙って、時折頷きながら椛の話に耳を傾けた。
そんな雅人を見て椛は話を続ける。
椛:私、今の学校でイジメられて…我慢できなくて…
それで手首を…
そこまで言うと堪えきれずすすり泣き始めた椛を見て
雅人:椛、もういい。
話さなくていい。
そう呟くとソッと涙が止まるまで抱き締めた。
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