第1話「訪れた、crisis」

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-カオス軍、大気圏突入シャトル- シャトル内には、シャトルを操舵している背の低い男、大股を広げてシートに座る筋肉質の男、そして足と腕を組む銀髪の男がいた。 「シュウ隊長、大気圏突入まであと7分です。あと後方にユニオンの奴らが迫っています。」 「ユニオンが?!隊長!やはり私は出撃します!!」 背の低い男が冷静に状況を説明し、筋肉質の男が銀髪のシュウと呼ばれる隊長に懇願した。 「放っておけ。直に《奴》が来る。ブロウ、俺達は地球に降りることだけを考えろ。」 シュウは、ゆっくりとブロウをなだめた。 「…はい。すみません。心配性な者で。あの輩と機体、私はまだ信用してないもので…。」 「まぁ、それもそうだな。だがパイロットはともかく、あの機体は素晴らしい。是非とも俺が乗りたいくらいだ…ククク。」 不気味な笑みを押さえるようにシュウは静かに笑った 窓から見える景色は赤く染まり、いよいよシャトルは大気摩擦の世界へと招かれることを知らせる。 「隊長!大気圏突入まであと5分です!」
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