一章 始まりの異議

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「やっぱ緊張すんね。裏裁判とは言え初めての法廷だし」 控え室で胸が高鳴りしているのが或木…主人公だ 「あんましそんなとこ見せるからお姉さんが不安げですよ」 冷静に言う、ちっこいのは御霊だ 「ちっこいっていうのは僕への挑戦状だな」 そして不安げに上目で或木を見つめるのが 横山だ 「あ、すいません;;何分初めてなもので」 或木が謝ると 「あ!大丈夫です!」 横山はがんばる 「とりあえずは頑張りましょうね」 御霊がフォローする 「しかしまぁ裏裁判は初めてにしてはきつそうだな」 「そうだと思って証拠は集めて置きました」 御霊が或木に証拠を渡すと 「一人でよくやるなぁ~」 「今回は窃盗だったから一人でできましたが、次回からは自分の足で集めてもらいますからね」 厳しく御霊が言うと 「はぁ~だるいな」 と、文句を言う或木 「安心してください横山さん。頑張って勝ちますから」 或木が元気づけるように言うと 「期待してますからね!」 「そこまで期待しなくても……」 と、少し或木は困っていたがとりあえずは落ち着いた
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