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崩れ落ちる夢。 いずれ抱く現。 紅蓮の炎と漆黒の闇が、全てを飲み込み、連れて逝く。 何故?どうして?何の為に? 疑問に応えるのは怒号。 そして悲鳴。 傍らに眠る死に、明日を奪う刃に、抗う術はなく。 呼吸さえも忘れた屍の真似ごとで、世界を欺いた。 臆病で、卑怯で、自身の保身しか抱かず。 ただ言われるがままに、欺いた。
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