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部屋に戻った私達はしばらく何もできなかった。
…というよりは何もしたくなかった…
警察の事情聴取で疲れたせいもあったが早く眠りたかった…
『これからは僕の傍にいてくれる?』
良一の問いかけに私はだまって頷いた。
『よかった…僕もずっと麻美の傍にいるよ…
もう一度最初からやり直そう…』
良一は私にそう囁くと優しく抱きしめてくれた…
『紅茶入れるから飲んで少し落ち着いたら眠ろう…』
私は良一が入れてくれた紅茶を飲んでから布団に入った…
私は相当疲れていたらしい、布団に入った途端に急激な睡魔に襲われた…
眠りに落ちる直前、良一はこう言った…
『麻美…もう離さないよ…君は僕だけの人形になるんだ…』
睡魔が襲ってきたのではなく私は良一に薬で眠らされたのだった…
眠った私の身体を良一は包丁でバラバラにしていった…
一時間も経っただろうか、私は愛する良一の手によって綺麗にバラバラにされた…
良一はこれからバラバラにした私の身体のパーツを一から組み立てていくのだろう…
私は良一だけの人形になったのだ…。
そう…永遠に…
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