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私はこれまで会社が終わって誰もいない家に帰ることに寂しさを感じていた…
でもこれからは違う…
家に帰れば‘良一’が待っていてくれるのだ…
私は友人などの誘いを断り家に早く帰るようになっていった…
家に帰ると‘良一’に今日あったことを話しかける…
そんな日々が続いた…
人間は欲がある…
人形の良一が動いてくれたらいいのに…
そんな欲望が私の胸の中に芽生えてきた。
私はプレゼントを送り続けてくれた会社に問い合わせの電話をかけようとした…電話番号なんて知らないのに…
この人形が動くようになりませんか？…と
そのとき…
『ピンポーン』
私の部屋のチャイムが鳴った…
慌てて玄関に出てみると…
そこにはまたあの黒い箱が置かれていたのだった…
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