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私は早速人形に基盤をはめ込んでみた。
『ビクッ』
人形は一瞬身体をのけ反らせたかと思ったらまた動かなくなった。
…これで…いいのかなっ?…
私は人形に優しく話しかけてみた。
『こんにちは。あなたの名前は良一って言うんだよ。』
………
人形は一度瞬きをしてゆっくりこう言った…
『コンニチワ…ボクノナマエハ…リョウイチ…』
喋った!
それから私は良一にいろんなことを話しかけた。
最初は私の言った言葉を復唱することが多かったが、時間が経つにつれて段々会話が成り立つようになっていったのだ。
私は嬉しくて仕方なかった。
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