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案の定、箱の中身は手足の基盤だった… これも価格は50万だったが私は良一に動いて欲しかった。   基盤を手足にはめ込むとやはり人形は一度のけ反り動かなくなった…     明日の朝にならないと動かないみたいだなぁ… そう感じた私はお風呂に入った。 鼻唄まじりにシャワーを浴び終えた私は自分の部屋をみて驚いた… 部屋が綺麗に片付いていたのだ…   良一?…     私に背をむけテレビをつけてじっと見ている良一の姿があった。   洋服は綺麗にたたまれ、雑誌や化粧品の類もきちんと揃い並べられている。   『良一が片付けしてくれたの?』   私がそう聞くと良一はにっこり微笑んで 『そうだよ』と答えた。   『あ、ありがとう…』   そぅお礼を言った良一は私の手をとりぎゅっと自分のほぅに引っ張ると私を強く抱きしめこう言った。     『だって僕は麻美が大好きだから…』
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