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アパートに着くなり私はシャワーを浴びたくなった。
占いで感じた不気味さを少しでも早く洗い流したかったのだ。
シャワーを浴びながら私はあの占い師の言葉を思い返していた…
素敵なプレゼント?
素敵な彼氏ができるってことかなぁ?
シャワーを終え、いつものコンビニ弁当を食べると私は疲れがどっとでていつしか眠りに着いていた。
『ピンポーン』
ドアのチャイムの音で目を覚ました私は咄嗟に時計に目をやった。
0時…?
こんな夜中に一体だれ?
急いで玄関に行きチェーンをはずしてドアを開けると
そこにはもう誰もいなかった。
ん?
目線を下にやるとみたこともない黒い箱が置かれていた。
スイカでも入りそうな大きさのその箱には白いリボンがかけられていた。
その箱には
『上野麻美 様』
と書かれたカードがのせられていた。
私宛て?
部屋に戻り箱をテーブルの上に置いた私はしばし呆然とした…
こんなに早くプレゼントが?やっぱり彼氏がプレゼントじゃなかったんだ…
なんていろんなことを考えていた。
とりあえずあ、開けてみようかな…
恐る恐る私は白いリボンをほどき、黒い箱を開けてみた。
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