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「ブレイズノヴァーッ!」
しかし、ヴリトラの炎はそれを凌駕する。
辺りは一瞬で炎に包まれ、マーマン達は黒焦げになった。
それを見計らい、火邑と涙は木の陰から出て、砦の中へと走った。
ヴリトラも元の姿に戻り、後に続く。
「侵入者だ!全員配置につけ!」
奥からマーマン達が現れると、火邑と涙は覚醒し、剣を抜く。
「桜-オウ-」
「鬼桜閃!」
桜吹雪に身を隠しながら、二人はマーマン達を鮮やかに両断していく。
「死ねーっ!」
と、一体のマーマンが火邑に飛び掛かった。
だが、ヴリトラが龍の口でそのマーマンを捕える。
「そらあっ!」
そして思い切り龍の頭を振り、投げ飛ばした。
壁に叩きつけられると、べちゃっという音を立てて、マーマンは床に落ちた。
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